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NMRパイプテクター^®｜コラム#59
寿命20年の配管が築60年でも使い続けられる理由

更新：2025年5月26日

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  「NMRパイプテクター」
  赤錆を体積1/10の黒錆に還元する装置

• 一般的に配管の寿命は約20年と言われています。
  しかし、当社の「NMRパイプテクター^®」（以下パイプテクター）を導入することで、 築60年を超える建物でも配管を交換せずに漏水を完全に防止して、使用し続ける事例が増加しています。
  
  パイプテクターは、工事費の高騰やアスベスト処理で 更新が困難な建物の配管でも、赤錆の進行を抑え、漏水を完全に防止します。 配管寿命を40年以上延ばせるため、建物の大規模更新が不要になります。
  
  実際の導入事例を基に、その効果と信頼性をご紹介します。

導入した建物で証明された赤錆防止効果

帝劇ビル（築後59年）

• 帝劇ビルでは、築34年時に一部漏水が発生していた空調配管の赤錆劣化対策として、パイプテクターを導入しました。
  
  熱源は地下6階に設置され、配管の多くがコンクリート内にあるため、更新工事は困難な状況でした。
  
  設置から25年が経過した現在も、赤錆由来の鉄分はほぼ検出されず、漏水も一切なく、安定した配管状態を維持。赤錆防止・配管更生効果が高く評価されています。
  尚、配管の赤錆問題はありませんが、建物の老朽化のために、取り壊す模様です。

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  帝劇ビル

導入概要

八重洲口会館（築後60年）

• 築50年を迎えた際に、亜鉛めっき鋼管製空調配管の赤錆腐食を、これ以上進行させないため、パイプテクターを冷却水・冷温水配管の計3箇所に設置しました。
  
  設置前は、冷温水配管中の赤錆による全鉄値が11mg/Lと高く、水は薄茶色に着色しており、配管内の赤錆劣化はかなり進んでいました。パイプテクター設置後の1週間後には鉄分が0.1mg/L未満に減少、 水も透明に変化しました。設置10ヶ月後も良好な状態を維持し、8年後の抜管調査では配管内には赤錆の付着がなく、配管内には黒錆層とわずかなカルシウムスケールのみが確認されました。
  
  築後59年時の、抜管した配管の残存配管肉厚も5.9㎜とJIS規格（5.8㎜）と比較してほぼ新品同様の状態を保持しており、赤錆防止・配管更生効果が長期的に実証されました。

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  八重洲口会館

導入概要

採水による効果検証

新宿有名書店 本店ビル（築後61年）

• 新宿の歴史的建造物に指定されている有名書店ビル（1964年築・築61年）では、築後39年時に、館内の空調冷温水配管に赤錆劣化の懸念があり、配管寿命の延命が課題となっていました。
  配管更新工事にはアスベストの処理問題があり、実質、工事が不可能な状態でした。 そこで、築41年となる2005年に、赤錆を黒錆化し配管を更生できるパイプテクターが1台設置されました。 設置から19ヵ月後には、枝管を抜管調査した結果、配管内の赤錆はすべて黒錆に変化し、劣化は見られませんでした。
  さらに設置15年後の2020年にも水質検査を実施し、冷温水中に赤錆の混入は確認されず、透明な水質が保たれていることが検証されました。
  これらの結果から、パイプテクターは赤錆劣化の進行を確実に抑え、空調配管を建物の寿命まで延命が可能であることが立証され、現在も良好な配管状態を維持しています。

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  新宿有名書店 本店ビル

導入概要

水質検査結果（設置15年後）

調査年月日：令和2年8月11日（火）
外部検査機関：公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター

某政党 本部ビル（築後59年）

• 本施設は、築37年時点で配管内の赤錆腐食が懸念されたため、対策としてパイプテクターを設置しました。
  その結果、設置から22年が経過した築59年現在まで、給水・空調系統において新たな漏水は発生していません。 設置22年後に実施した採水調査では、給水は透明で鉄イオン値は0.03mg/ℓ未満、空調冷温水も1週間以上の停止後で1.3mg/ℓと、 いずれも基準値を満たし、赤錆が黒錆に変化していることが確認されました。
  
  今後もパイプテクターを使用し続ければ、外部腐食がない限り配管更新は不要であることが立証されました。

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  某政党 本部ビル

導入概要

採水サンプル

※築後年数は2025年5月地点の建物年数を記載

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