「帝国劇場ビル」外観
帝国劇場は三菱地所と東宝が共同で建てた国際ビルヂングの東宝所有分に築かれた劇場です。空調配管は冷水・温水を循環させています。
熱源設備は蒸気ボイラーとターボ冷凍機を使用しており、劇場は騒音を嫌うことから熱源は地下6階に設置されています。
また、配管はほとんどがコンクリートの中にありますので、配管更新工事は極めて困難な状況になります。
使用されている亜鉛メッキ鋼管の寿命が一般的に25年と言われる中で、すでに築後34年が経過した2000年に配管の赤錆劣化が大変進行している現状を改善する為、赤錆を黒錆に変え配管を更生する装置「NMRパイプテクター」が設置されました。
それから21年経過した2021年現在、帝劇ビルは築後55年になりますが、21年前にあった配管内の赤錆問題も全て解決し循環している空調冷温水中の赤錆からくる鉄分もほとんどなく、NMRパイプテクター設置後、漏水は今まで一度も発生せず極めて良好な配管状態を維持しております。
このことからNMRパイプテクターは帝劇ビルより赤錆防止、配管更生効果を高く評価いただいております。
設置の様子
所在地 | 東京都千代田区丸の内 |
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竣工年 | 1966年 |
配管材質 | 亜鉛メッキ鋼管 |
空調方式 | セントラル方式(循環) 夏:冷水 冬:温水 |
設置工事 | 2000年 |