効果検証 15年
「新宿有名書店ビル」外観
新宿有名書店ビルは1964年に建てられ、現在東京都選定歴史的建造物に指定されています。
館内全域に設置されている空調冷温水配管は配管の赤錆劣化が危惧されました。
築後41年が経過した2005年に配管内の赤錆劣化を防ぎ赤錆を黒錆化して配管寿命を建物寿命まで延命できるNMRパイプテクターが熱源ポンプ手前の管径200Aの配管に1台設置されました。
設置19ヵ月後の2007年4月に空調冷温水配管の管径32Aの枝管を抜管して配管内の赤錆状態を確認したところ、赤錆は全て黒錆化し、配管内に赤錆はありませんでした。
NMRパイプテクターの配管更生効果を確認する為、設置15年後になる2020年8月に空調冷温水を採水したところ赤錆は全くなく、水は透明で配管内に赤錆が発生していないことが検証されました。
2021年現在、新宿有名書店ビルは築後57年になりますが、このままNMRパイプテクターを使い続ければ建物が存続する限り空調冷温水配管は使用が可能ということが立証されました。
設置の様子
所在地 | 東京都新宿区 |
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竣工年 | 1964年 |
配管材質 | 亜鉛メッキ鋼管 |
空調方式 | セントラル方式(令温水配管) |
NMRパイプテクター設置日 | 2005年8月22日 |
今回、当ビル(築57年時)の空調冷温水配管に“NMRパイプテクター”が設置されてから15年後(※令和2年8月11日時点)に、
防錆効果の経過観察として、書店ビルの管理事務所関係者の方に循環している冷水を250㏄採水していただきました。
その場で封印してから公的検査機関(公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター)に発送し、水中に溶出している鉄分値の分析を行いました。
その結果、水中の赤錆による鉄分値は0.5㎎/ℓと、配管内の赤錆がほとんどない状態であることが立証されました。
調査年月日:令和2年8月11日(火)
外部検査機関:公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター
設置15年後 | 日本冷凍空調工業会による 冷凍空調機器用水質基準値 |
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全鉄値(mg/l) | 0.5mg/l | 1.0mg/l 以下 |
管理事務所関係者による採水とボトル封印
現地から外部検査機関に発送
管理事務所関係者による採水とボトル封印
現地から外部検査機関に発送
公益財団法人宮城県公害衛生検査センター
http://www.miyagikougai.or.jp/