導入実績効果検証 5年
宝マンション守牧の建物外観
本物件は築31年を経過しており、給水管継手部分の赤錆閉塞がかなり進んでいたため、築後28年経過時に配管更新工事と比較して費用が1/5以下に抑えられる配管更生装置「NMRパイプテクター」を赤錆閉塞が進行する前に導入しました。
2部屋の給水配管の赤錆閉塞を測定した所、設置前はそれぞれ13.6%、48.3%でした。NMRパイプテクターの設置1年後では赤錆閉塞率は11.7%、45.4%へ減少し、設置3年後の継続調査では10.8%、43.4%とさらに赤錆の縮小改善が進みました。
設置5年後の内視鏡調査では、10.0%、42.1%と設置前に比べ赤錆閉塞はそれぞれ26.5%、12.8%まで減少し、赤錆が体積1/10の黒錆に変化していることが立証されました。
赤錆閉塞は経年とともに拡大進行していき、何かしらの対策を取らない限り赤錆閉塞が縮小することはありません。
今回、NMRパイプテクターを設置したことで配管中の赤錆劣化が止まり、配管内の既存の赤錆が体積1/10以下の黒錆に還元されたという検証結果となりました。
この結果は、2022年9月25日に発行された「マンション管理新聞」第1215号に宝マンション守牧でのNMRパイプテクターの防錆効果を5年後に検証した取材記事として紹介されました。
記事中で宝マンション守牧管理組合の福田理事長は「パイプテクターなら衛生的に建物の耐用年数まで維持できると考えている。ライニング工事を行っていたら10数年後に新たな対策をする必要がある。」とお話されています。
NMRパイプテクターの設置箇所
所在地 | 愛知県名古屋市 |
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建物概要 | 築33年、6階建、15戸、マンション |
給水方式 | 高架水槽方式 |
設置日 | 平成29年10月(設置時 築28年) |
設置配管/設置数 | 高架水槽二次側給水配管(VLP管 65A)/PT-75DS×1台 |
宝マンション守牧管理組合の福田理事長、他管理組合の方による立会いの下で、内視鏡を使用して給水口から配管内の赤錆閉塞状態を撮影し、専用の機材にて赤錆閉塞率を計測して効果を測定します。
設置前 | 設置1年後 | 設置3年後 | 設置5年後 | 閉塞改善率 | |
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A号室 |
![]() 13.6% |
![]() 11.7% |
![]() 10.8% |
![]() 10.0% |
26.5% |
B号室 |
![]() 48.3% |
![]() 45.4% |
![]() 43.4% |
![]() 42.1% |
12.8% |