導入実績効果検証 2週間・4年後
熊本赤十字病院の外観
熊本赤十字病院は昭和19年に創立された歴史ある病院です。
日本赤十字社の熊本支部が運営する大規模な医療施設で、令和2年現在、25の診療科と490の病床を抱えています。
7年前の築16年の時に最初に空調冷温水配管の赤錆防止のために、配管内の赤錆防止延命装置「NMRパイプテクター」を設置し防錆効果の検証を行いました。
NMRパイプテクターの設置前に空調冷温水配管内を循環している水を採水し検査すると、水中の赤錆による全鉄値は12.3mg/lと配管内に赤錆が大変進行していることがわかりました。
NMRパイプテクター設置2週間後に同条件で空調冷温水配管内の水を採水し検査を再度行うと、水中の赤錆による全鉄値は0.07mg/lと大幅に減少し、NMRパイプテクターの配管内の赤錆防止効果による検証結果を得られました。
NMRパイプテクターの防錆効果は次のように検証できます。空調冷温水配管内の新規の赤錆発生を完全に防止し、既存の赤錆を水に不溶性で体積1/10で不動態の黒錆に変化させると水中の赤錆による鉄分値は大幅に減少します。この事を検証し赤錆防止効果を確認しました。
この結果は、2018年3月21日に発行された「空調タイムス」第2721号に熊本赤十字病院でのNMRパイプテクターの防錆効果を検証した取材記事として紹介されました。
記事中で熊本赤十字病院の小川係長は「導入後、赤錆による茶色の水が数週間で透明色に変わった」とお話されています。
「NMRパイプテクター」の導入までの経緯やその後の防錆効果についての詳細は製品コラム「#18 熊本赤十字病院の空調配管赤錆劣化を防ぎ漏水防止 NMRパイプテクターの導入事例」でも記事として紹介されています。
配管の防錆効果を検証
病院所在地 | 熊本県熊本市 |
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病院概要 | 築16年、8階建、490床 |
NMRパイプテクター設置日 |
空調温水系統:2014年8月4日 給水・給湯系統:2016年2月24日 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
<給水系統> (市水)高架水槽二次側給水配管(VLP管 200mm)/PT-200DS×1台 (市水)揚水ポンプ二次側揚水配管(VLP管 125mm)/PT-125DS×1台 (市水)救急棟系統給水ポンプ二次側給水配管(VLP管 125mm)/PT-125DS×1台 (井水)高架水槽二次側給水配管(VLP管 200mm)/PT-200DS×1台 (井水)救急棟系統給水ポンプ一次側給水配管(VLP管 100mm)/PT-100DS×1台 (井水)揚水ポンプ一次側揚水配管(VLP管 100mm)/PT-100DS×1台 <空調温水系統> R2系統温水ヘッダー二次側温水往配管(SGP管 250mm)/PT-250DS×1台 <給湯系統> 貯湯槽二次側給湯配管(HTLP管 150mm)/PT-150DS×1台 |
循環している空調冷温水配管内の水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測して、その減少でNMRパイプテクター®の赤錆・漏水防止効果を検証しました。また、設置4年後となる平成31年2月27日に同条件の採水を行いましたが、新規赤錆を完全に防止し、既存の赤錆を水に不溶性の黒錆に変えたことで水の色は透明の状態を維持し、水中の全鉄値も0.1㎎/㍑未満と赤錆が水に溶けていない良好な状態を維持し、NMRパイプテクター®の赤錆防止効果を検証しました。
調査年月日:平成31年2月27日(水)
外部検査機関:公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター
NMRパイプテクター 設置前 |
設置2週間後 | 設置4年後 | 日本冷凍空調工業会による冷凍空調機器用水質基準値 | |
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検体写真と 全鉄値(mg/l) |
12.3 |
0.07 |
0.1 |
1.0mg/l以下 |
※検査機関:株式会社新日本環境コンサルタント / 公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター(設置4年後)