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「北海道新聞」2018年3月15日

「北海道新聞」2018年3月15日

2018年3月15日発行の「北海道新聞」にて、NMRパイプテクター®のマンション「コスモビュー豊平橋」(札幌市豊平区、167戸入居)への導入事例について掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。

新技術で修繕の頻度も抑制

約12年おきに必要とされるマンションの大規模修繕。 とりわけ費用がかかるのが、外壁と給水管の修繕だ。 近年は、新たな技術の導入で大規模修繕の費用を安くしたり、 修繕間隔を延ばして「1回パスする」などの取り組みが広がっているという。(坂谷信子)

外断熱改修

マンション管理組合などでつくるNPO法人北海道マンションネット (事務局・札幌)によると、コンクリートの外壁の外側に断熱材を貼る「外断熱改修」が徐々に広がっている。 冬は暖かく、夏はコンクリートに直射日光が当たらないため涼しい。外壁に断熱材を貼ることでコンクリートの耐久性が高まり、約12年おきの大規模修繕の際に行われる外壁補修の頻度を「1~2回」減らせる(同ネット)利点がある。道も「省資源化に効果があり、マンションの資産価値も向上する」と推奨する。 外断熱は新築時に工事を行うのが理想だが、販売価格が高くなるため、そうした物件は限られている。 大規模修繕に合わせて外断熱を導入すると、「屋根にも外断熱を施すのかどうかなど、施工内容により異なるが、費用は通常の修繕の1.5~1.8倍」(同ネット)と高くなる。

電子防錆工法

給水管の場合は、赤さびによる「赤水」の発生などで、20~30年での交換(更新)が必要とされる。 マンション「コスモビュー豊平橋」(札幌市豊平区、167戸入居)の管理組合は築26年だった5年前、給水管の交換を計画した。 業者の見積もりは約1億4千万円だった。その後、電磁波で給水管を延命させる新技術を知り、「NMRパイプテクター」という装置を導入した。 装置3台で計約1200万円と当初計画の1割以下に。「修繕積立金の負担を3割減らせた」と宮本勝市理事長。 開発した日本システム企画によると、装置を給水管に付けると、水中に発生する電子が赤さびと結び付いて黒さびに変わり、管を内側から強化し交換が不要になるという。 道内では1999年から施工を始め、JRタワービルや新千歳空港ターミナルビルなど、約620施設が導入済みだ。価格は1台160万~300万円程度。 国土交通省は2004年に「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」で、給水管を再生する手法の一つに「電子防錆工法」を挙げている。ただし、さびによる腐食が極度に進んだ配管への設置は「難しい」(同社)ため、管の交換が必要だ。

「築35年の壁」

マンションの大規模な修繕では「一般的に1戸あたり100万円が必要」(同ネット)という。建物や居住者の”高齢化”が進む中、関係者の間では「築35年の壁」という言葉が注目されるようになってきた。 1、2回目までは大規模修繕ができたとしても、3回目を迎える築35年頃には修繕積立金が底を突き、所有者も高齢化して一時金を負担できず、空き家も増え、修繕を見送らざるを得ないという状況を指す。いかに修繕費を安くし、長期的な視野で資金を確保するかという知恵や取り組みが、マンションに長く快適に住み続けるためには必要となりそうだ。

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