導入実績効果検証 12週間
モーズレー病院
モーズレー病院はロンドン南部にある精神科を専門とする250床の病院で、1923年に設立されました。当病院は貯湯槽につながる系統と、給湯ヘッダーにつながる系統の2つの独立した給湯系統を有しています。
給湯配管に亜鉛メッキ鋼管が使用されているため、両給湯系統を赤錆腐食および漏水の危険から守るため、2007年3月9日にNMRパイプテクターPT-50DSが貯湯槽配管に、PT-75DSが給湯ヘッダー配管にそれぞれ設置されました。
全5ヶ所で給湯配管中のお湯を採水し、水中の鉄分値の平均をとったところ、NMRパイプテクター設置前は13.824 mg/lだった平均値が、設置15週間後には1.3882 mg/l、31週間後には0.4762 mg/l、49週間後には0.3428 mg/lと、大幅に減少しました。
この結果により、NMRパイプテクターが配管内の新規の赤錆形成を防止し、既存の赤錆を水に不溶で体積1/10の不動態である黒錆へと還元したことが立証されました。
今後NMRパイプテクターを設置し続けることで、給湯配管は配管内の赤錆が100%黒錆に変化するため、建物寿命まで延命されることが立証されました。
NMRパイプテクター設置14年後の現在まで、水中の鉄分値は測定限界値以下を保っており、配管内の防錆効果が維持されています。
病院名 | モーズレー病院・NHS |
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病院所在地 | デンマークヒル、ロンドン |
病院概要 | 公立病院 250床 1923年創立 |
NMRパイプテクター設置日 | 2007年3月9日 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 | 給湯配管/PT-75DS×1台、PT-50DS×1台 |
循環している給湯配管内の温水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測してその減少で防錆・漏水防止効果を検証しました。
設置前 2007年3月9日 |
設置15週間後 2007年7月25日 |
設置31週間後 2007年10月9日 |
設置49週間後 2008年2月12日 |
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サンプル1 | 7.52 | 0.226 | 0.492 | 0.09 |
サンプル2 | 13.7 | 0.379 | 0.131 | 0.159 |
サンプル3 | 14.2 | 0.801 | 0.199 | 0.956 |
サンプル4 | 20.3 | 0.455 | 1.25 | 0.464 |
サンプル5 | 13.4 | 5.08 | 0.309 | 0.045 |
平均 | 13.82 | 1.39 | 0.48 | 0.34 |
外部検査機関による分析証明書
※検査機関:セヴァーン・トラスト・ラボ