導入実績効果検証 7週間
ロンドン市庁舎 西棟(ギルドホール・ロンドン)
ギルドホールはロンドンの中心行政区であるロンドン市の市庁舎であり、14世紀当時最高級の評価を得たグレートホールをはじめとする多くの建物からなる世界遺産の一つです。
1974年に建てられたこのギルドホール施設群の西棟に、給湯配管の赤水を解消し赤錆劣化を防止して配管を延命する為、NMRパイプテクターが設置されました。
NMRパイプテクター設置前の鉄分値は6.36mg/lと非常に高い値を示していましたが、設置3週間後には0.015mg/l、7週間後には 0.007mg/lと英国水道法水質基準値 0.2 mg/lを大幅に下回る結果となり、赤水が完全に解消されました。
鉄分値が減少したのは、新規の赤錆発生が防止され、配管内の既存の赤錆が水に不溶な黒錆に変化した為です。 以上により、配管内の新規赤錆の発生が防止され、既存の赤錆が黒錆化されることによる、NMRパイプテクターの赤錆防止・配管延命効果が実証されました。
NMRパイプテクターを使用し続けることにより、本給湯配管は内部より発生する赤錆劣化は完全になくなり、外部腐食を防ぐことにより建物が存続する限り使用可能になりました。
設置の様子
建物名 | ロンドン市庁舎 西棟(ギルドホール・ロンドン) |
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所在地 | ロンドン、グレシャムストリート |
建物概要 | 築39年 |
設置日 | 2013年7月30日 |
設置配管/設置数 | ヘッダー 一次側給湯配管(SGP管 75mm)/PT-75DS×1台 |
設置前 2012年8月29日 |
設置3週間後 2013年8月21日 |
設置7週間後 2013年9月19日 |
英国水道法水質基準値 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 6.36 | 0.015 | 0.007 | 0.2 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
ロンドン市庁舎の西棟系統給湯配管にパイプテクターを設置したことにより、給湯の水質は改善し、水中の鉄分値が減少し、赤錆も99%減少しました。
これによって配管を更新する必要がなくなり、給湯系統の供給効率も改善しました。
パイプテクターによる配管内赤錆防止効果はわずか4週間で確認され、現在では装置設置前に常時出ていた赤水は完全に消失し、水質が改善されました。
以上、パイプテクターの防錆効果をここに証明し、推奨いたします。