導入実績効果検証 8週間
ホテル東山閣の建物外観
ホテル東山閣は築42年の建物で、給湯管の配管材質に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用していたため漏水などの問題が発生し、配管の部分更新を頻繁に行っていましたが、客室バスルームの給湯配管では依然として深刻な赤水が発生していましたので、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前の循環している給湯中の鉄イオン値は4.3mg/lと高い数値を示していましたが、設置4週間後の給湯中の鉄イオン値は1.6mg/lと大幅に減少し、さらに設置8週間後には0.27 mg/lまで低下し、赤水は完全に解消されました。
以上の結果より、NMRパイプテクターにより給湯配管中の赤錆は黒錆化されたことで赤錆が水中に溶出しなくなり、湯中の赤錆による鉄分値が減少したことが立証されました。外部腐食を防止し、NMRパイプテクターを使い続けることで漏水は防止され、給湯配管は建物寿命まで延命することが立証されました。
ホテル東山閣でのNMRパイプテクター設置の様子
ホテル所在地 | 京都府京都市東山区 |
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ホテル建物概要 | 築42年、7階建(132室) |
給水方式 | 循環給湯方式 |
NMRパイプテクター設置日 | 2001年11月7日 |
設置給湯配管/設置数 | 給湯ボイラー二次側給湯配管(HTVP 75mm)/PT-75DS×1台 |
循環している給湯配管中の温水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測してその減少で防錆効果を検証しました。
設置前 2001年11月8日 |
4週間後 2002年1月3日 |
8週間後 2002年1月31日 |
水道法水質基準値 | |
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鉄(mg/l) | 4.3 | 1.6 | 0.27 | 0.3以下 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
外部検査機関による分析証明書
※検査機関:社団法人 東京都食品衛生協会 東京食品技術研究所