導入実績効果検証 52日後
病院#NTの建物外観
病院#NTは当時築27年が経過し、亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調冷温水配管内の赤錆劣化が非常に進んでおり、漏水も心配されていました。
赤錆腐食劣化がこれ以上進行する前に、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前に空調温水配管の循環している温水を採水したところ、水の色は茶褐色に濁っていました。
また、水質検査を行ったところ水中の鉄イオン値は3.3mg/lと配管内の赤錆腐食は非常に進行している事が判明しました。
NMRパイプテクターの設置52日後の同一条件での空調温水の採水では、水の色は透明になりました。
水質検査結果でも、水中の鉄イオン値は0.27mg/lと日本冷凍空調工業会の水質基準値(1.0mg/l)以下になりました。
※効果確認期間中に空調温水の交換は行っておりません
以上のことから、NMRパイプテクター設置わずか52日後で完全に空調冷温水配管内の新規の赤錆の進行が停止したと同時に、すでに在る温水配管内の赤錆が水に溶けない体積1/10の不動態の黒錆に変化した事が立証されました。
今後、病院空調冷温水配管にNMRパイプテクターが設置され続ければ、空調冷温水配管の赤錆劣化および漏水が完全に防止され、配管寿命が建物寿命まで延命された事が検証されました。
病院所在地 | 宮城県仙台市 |
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病院概要 | 築27年、5階建、199床 |
NMRパイプテクター設置工事 | 2006年12月25日~28日 設置工事者:株式会社エヌ・エフ・ジー |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
<温水系統> HP1-1・HP1-2・HP2-1・HP2-2・HP2-3・HP2-4各温水配管(GSP 150mm~40mm) PT-150DS×2台 PT-125DS×1台 PT-100DS×1台 PT-75DS×1台 PT-50DS×1台 <冷水系統> EP1-1・EP1-2・EP2-1・EP2-2・EP2-3・CWBP各冷水配管(GSP 150mm~65mm) PT-150DS×3台 PT-100DS×1台 PT-75DS×2台 <冷却水系統> CP-1・CP-2各冷却水配管(GSP 150mm) PT-150DS×2台 |
循環している空調冷温水配管内の水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測してその減少で防錆効果を検証しました。
左:NMRパイプテクター設置前、右:NMRパイプテクター設置52日後
設置前 | 設置52日後 | 日本冷凍空調工業会による 冷凍空調機器用水質基準値 |
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鉄イオン値(mg/l) | 3.3 | 0.27未満 | 1.0 |
※循環している空調冷温水500ccを採水して検査