導入実績効果検証 3年
病院建物外観
本病院は築31年の時に給水配管の赤錆腐食が進んでいたので将来の漏水防止のため赤錆防止装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前に給水蛇口に白色フィルターを取り付け、7日間通水したところ赤錆によりフィルターは茶色に着色し、捕捉の赤錆による鉄分値は4.0mg/lと配管内の赤錆腐食は大変進行している事が判明しました。
「NMRパイプテクター」設置1年後に、設置前と同一箇所・条件で白色フィルターを給水蛇口に取り付けた所、捕捉鉄分値は2.2mg/lに減少しました。また、設置3年後では鉄分値は0.41mg/lまで更に減少し、給水配管内の赤錆が体積1/10の不動態の黒錆に変化したことが確認されました。
この結果「NMRパイプテクター」を使用し続けることにより、赤錆は100%黒錆化され、不動態の被膜で今後は配管内部の腐食および漏水は起こらなくなる事が立証されました。
この検証により合計7台の「NMRパイプテクター」が増設されました。
NMRパイプテクター設置写真
病院所在地 | 長野県松本市 |
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病院建物概要 | 築29年、病院 |
給水方式 | 高架水槽方式・ポンプ圧送方式 |
NMRパイプテクター設置日 | 2010年10月 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
内科棟市水系統高架水槽二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 内科棟井水系統高架水槽二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 精神棟第一病棟給水ポンプ二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 精神棟第二病棟給水ポンプ二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 ※平成25年から平成26年に増設 内科棟市水系統高架水槽二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 内科棟井水系統高架水槽二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 精神棟第一病棟給水ポンプ一次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 精神棟第二病棟給水ポンプ二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1台 |
白色の「フィルター」を一定期間給水蛇口に装着し、補足した赤錆(鉄分値)を計測し、その減少で防錆効果を検証しました。
設置前 | 設置1年後 | 設置3年後 | |
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白色フィルター写真と 捕捉鉄分値(mg/l) |
4.0 |
2.2 |
0.41 |
※検査機関:公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター