導入実績効果検証 1年後
病院#Kの建物外観
病院#Kは築30年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調冷温水配管内の赤錆劣化が進んでいる事から、漏水を防止するため、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前に循環している空調冷温水を採水したところ、水中の全鉄値は赤錆により3.6mg/lと配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。
NMRパイプテクター設置後の効果検証は当病院職員の方による立会いのもとで採水し、採水ボトルをその場で封印・外部分析機関へ発送し分析依頼するところまで行われました。
第三者分析機関の分析結果報告書によると、NMRパイプテクター設置2週間後の空調冷温水の採水では水中の全鉄値が2.0mg/lと減少し、設置4週間後の採水では水中の全鉄値は0.2mg/lと更に減少しました。このことで配管内の新規の赤錆進行は完全に停止し、今まで発生していた赤錆は水に不溶性で体積10分の1の不動態の黒錆に変化した事を立証しました。
さらに設置10年後の採水による効果検証及び外部機関の分析結果では、鉄分値が0.2mg/lと良好な状態を維持し、NMRパイプテクター設置による赤錆防止効果の持続性が実証されました。
病院#Kが今後とも、空調冷温水配管にNMRパイプテクターを設置し続ければ、配管内の赤錆は全て黒錆に変化するのでこの空調冷温水配管は赤錆劣化しなくなるため、今後の配管更新が必要無くなり、その費用も10分の1以下で建物寿命まで延命出来る事になりました。
NMRパイプテクター設置の様子
ボトル採水後
病院所在地 | 東京都江戸川区 |
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病院概要 | 築31年、4階建144床 |
NMRパイプテクター設置日 | 2020年12月 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 | 空調冷温水発生機二次側冷温水(往)主管(SGP管 150mm)/PT- 150DS×1台 |
効果測定方法 | 採水による効果検証例 |
循環している空調冷温水配管内の水を病院職員の立会いのもとで採水し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を外部機関に分析依頼し、
その鉄分値の減少で防錆効果を検証しました。
設置前 | 設置2週間後 | 設置4週間後 | 設置1年後 | |
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検体写真と 全鉄値(mg/l) |
3.6 |
2.0 |
0.2 |
0.2 |
※検査機関:公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター