導入実績効果検証 6年
病院#Hの建物外観
病院#Hは築48年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調冷温水配管内の赤錆劣化が非常に進んでいて漏水も発生している事から、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前に循環している空調冷温水を採水したところ、水中の全鉄値は2.5mg/lと配管内の赤錆腐食が進行していることが判明しました。
「NMRパイプテクター」設置4週間後の採水では、空調冷温水中の全鉄値も0.4mg/lと大幅に減少し、設置6年後の採水では、水中の全鉄値は0.2mg/lと更に減少し、空調冷水配管内の新規の赤錆進行は完全に停止し、今まであった赤錆は水に不溶性で、体積10分の1の不動態の黒錆に変化した事を立証しました。
この事で空調冷温水配管は、NMRパイプテクターを設置し続ければ今後の配管更新が必要無くなり、費用も10分の1以下で建物寿命まで延命出来る事になりました。 当然、NMRパイプテクター設置後の新規の漏水は完全に防止されました。
病院所在地 | 静岡県浜松市 |
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病院概要 | 築41年、地下2階・地上9階建606床、病院 |
NMRパイプテクター設置日 | 2013年12月 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
空調冷温水二次(往)ヘッダー二次側冷温水往管(SGP管 250mm)/PT-250DS×1台 空調温水二次(往)ヘッダー二次側温水往管(SGP管 250mm)/PT-100DS×2台 他、1・2号館揚水・給水系統PT-150DS〜75DS×6台 |
循環している空調冷温水配管内の水を「採水」し、その場にて封印し現地より公的検査機関へ発送致しました。水中に含まれる赤錆による鉄分値を公的検査機関にて計測し、その鉄分値の減少で防錆効果を検証しました。
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設置前 | 設置1ヶ月後 | 設置1年後 | 設置6年後 | |
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検体写真と 全鉄値(mg/l) |
2.5 |
0.4 |
0.3 |
0.2 |
※検査機関:公益財団法人 東京都環境公社 / 宮城県公害衛生検査センター