プラントエンジニアなど配管専門技術雑誌である「月刊 配管技術」6月号へ、NMRパイプテクター®の記事が掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。
近年開催された気候変動枠組み条約締約国会議にて日本の電力供給が石炭火力発電に依存している政策が批判を浴びた。
大震災による原発事故以後、原発の停止による電力供給不足により石炭火力発電に頼らざるを得ない現状がある。
今日、電力消費のピークが夏冬に来ることから、電力供給不足は冷・暖房空調システムの影響と言える。
もし冷・暖房空調を多数を締める100%電化方式であるガス冷媒から水を使用した冷温水式空調システムに切り替えられれば、夏冬の電気消費量は大きく削減できる。
何故急速に100%電化方式に変化したかというと、配管が赤錆劣化で漏水を起こす危険がある事、またステンレス配管を使用しても溶接部から赤錆が流れ錆として付着したステンレス配管はすぐに赤錆劣化による漏水を起こし、漏水による被害で大きなダメージを受けるコンピューターセンター、高額な電子機器を使用する診断装置や分析機器などを使用する建物はほとんど空調システムはガス冷媒を使用する100%電化方式に変わってしまった。
この赤錆を腐食しない黒錆にかえる事で赤錆劣化を防止し漏水を防ぐことを実証してきたのが「NMRパイプテクター」である。
2002年に築25年経過した日本赤十字社本社ビルに「NMRパイプテクター」を設置 その後、効果調査のため16ヶ月後、36ヶ月後に黒錆量を定量分析したところ 80.0%と80.7%であった。配管内の堆積物はカルシウムなどが混入しているため、100%になる事は無いため殆どが黒錆に変化したことを示している。 日本赤十字社本社ビルでは「NMRパイプテクター」を設置して今年で20年間経過したが漏水は発生していない。
その他 17年前に築41年で設置した新宿の有名書店ビル、22年前に築34年で設置した帝劇劇場ビル、7年前に築50年で接した八重洲口会館、などに設置したNMRパイプテクターによる配管延命立証の事例を紹介。