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メディア掲載

「水道産業新聞」
2013年12月16日 第4875号

水道産業新聞

2013年12月16日発行の水道産業新聞にて、NMRパイプテクター®について掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。

培った技術力で水道界に貢献へ横浜水道OBの起業に注目集まる

横浜市水道局OBが起業した(株)アクアエンジ(代表取締役=白濱英一・元横浜市水道事業管理者)の事業活動が本格化してきた。
技術者不足に悩む中小水道事業体へのアドバイスを軸にしたコンサルティングや新技術を駆使した水道関係製品の販売代理店など、長年の水道実務で育んだ技術力と見識で「水道界に恩返し」しつつビジネスチャンスを模索している。

アクアエンジの設立は平成21年10月。役員は、白濱代表取締役のほか、横浜市水道局理事・水道技術管理者を務めた國富進氏、高橋成治氏の両氏を加えた3名で構成され、監査役は同局部長の秋山武久氏が務めている。従業員は今年4月1日現在では14名で、①水に関する企画・調査・研究・工事の施工管理、コンサルティング業務②労働派遣事業法に基づく特定労働者派遣③その他付帯業務-を事業内容としている。建設コンサルタントとして上水道及び工業用水道部門の資格登録済みで、社内には技術士(上下水道部門3名)、第1種電気主任技術者(1名)測量士(1名)、水道施設管理技士(3名)、税理士(1名)-の有資格者がいる

そもそもの設立経過は、横浜市水道局の配管台帳整理を受託している企業から、「業務の指導監督等のために局OBを採用してきたが、将来にわたって人材を確保することを念頭に同局OBで会社を設立して恒常的に人材を供給してほしい」との要望を受けて発足。 この会社には、人材を派遣して水道マッピングシステムや給水台帳管理システムの管理と技術指導を行うとともに、水道事業のアセットマネジメントの取組み状況や資産台帳システム化の状況調査なども実施している。

横浜市水道局と共同研究して解明し、それを踏まえて「NMRパイプテクター」の販売代理店契約を結んでいる

これらの仕事の延長線上にある業務の受託も見据え、今年からコンサルタント業務について、国交省への登録に加え、横浜市水道局、神奈川企業庁、神奈川県内広域水道企業団にも業者登録を行っている。 さらに、ここにきて力を入れているのが、水道水の赤錆による残留塩素濃度の減少防止に向けた研鑽とビジネス展開。日本システム企画(株)が開発した「NMRパイプテクター」を用い、配水管内の赤水と残留塩素濃度の減少を防止する技術メカニズムについて横浜市水道局と共同研究して解明(同局職員が今秋の郡山市での水道研究発表会で発表)し、それを踏まえて「NMRパイプテクター」の販売代理店契約も結んでいる。白濱代表取締役は、「経験豊富な水道技術者ならではの高いノウハウを当社社員は保有しており、この最大の強みを活かしてトータルマネジメントを念頭に置いた新たな水道コンサルティング業務を展開したい」と実務に精通した水道技術者としての自負心を覗かせる。技術者不足が深刻化する中小水道事業体の持続に欠かせぬノウハウと技術力を注入し得るという意味でも”横浜水道OBベンチャー”の今後の事業展開が注文される。

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