東宝ツインタワービル
本物件は築後37年が経過し、給水管にSGP(亜鉛めっき鋼管)を使用しているため赤水の発生がありました。
しかし、配管更新には莫大な費用が必要な上、配管更新時に必要な断水工事はビル内の業務上行うことができず、配管の修繕ができませんでした。
そこで、配管更新の1/10で導入が可能で、赤錆を流出せずに黒錆化を行うことで配管内の赤錆を防止し、配管内の更生が可能なNMRパイプテクター®が採用されました。
NMRパイプテクター®設置前は、配管内の水中の鉄イオン値は2.2㎎/ℓ、色度50度を示していました。
しかし、NMRパイプテクター®設置2ヶ月後には完全に赤錆の溶出は止まり、設置3ヵ月後に配管錆中の黒錆質量分析を行うと、63.5%の黒錆が確認できました。
クーリングタワー二次側冷却水配管 PT-200DS
建物名 | 東宝ツインタワービル |
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所在地 | 東京都千代田区 |
建物概要 | 築37年、オフィスビル |
給水方式 | 加圧給水方式 |
設置工事 |
2000年11月16日 2001年8月23日 2002年4月19日 |
設置配管/設置数 |
量水器二次側給水配管(SGP管 80mm)/PT-75DS×1セット 加圧ポンプ二次側給水配管 低層階用 B4F-3F(SGP管 80mm)/PT-75DS×1セット 加圧ポンプ二次側給水配管 高層階用 4F-9F(SGP管 40mm)/PT-50DS×1セット 加圧ポンプ二次側給水配管 高層階用 4F-9F(SGP管 65mm)/PT-75DS×1セット 地下水槽二次側冷却水配管(SGP管 50mm)/PT-50DS×1セット クーリングタワー二次側冷却水配管(VP 200mm)/PT-200DS×1セット |
東宝ツインタワービル3階男子トイレの配管内の錆を2000年7月24日に採取し、28日に質量分析試験検査を行った結果、黒錆重量は63.5%でした。