左:設置前、右:NMRパイプテクター®設置9ヶ月後
福岡県の大手自動車メーカーの工場内にて、車体溶接ロボット冷却ラインの冷却用循環水配管内の赤錆スケール防止用として、1998年8月にNMRパイプテクター®を設置しました。
NMRパイプテクター®設置前は、赤錆により冷却水配管内部の閉塞が進行していました。
車体溶接ロボットの細い冷却チューブに本管の亜鉛メッキ鋼管内の赤錆が流れ込むため度々詰まり、1台の溶接ロボットが停止するとそのライン全てのロボットが停止し、復旧に15分以上かかりました。
その損害額は1回につき600万円以上にもなりました。
NMRパイプテクター®設置9ヶ月後には、冷却水配管内部の赤錆が黒錆化され赤錆の流出がなくなり、大幅に閉塞が改善されました。
これにより、ラインの休止はほとんどなくなり、溶接ロボットの冷却チューブの生産性が向上されました。
また、配管内の洗浄や配管の交換などのメンテナンスが軽減し、コストを低減できました。
さらに配管内へ防錆剤を使用する必要もなくなり、ランニングコストが削減されるなどの経済効果を得ることができました。
配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」
建物名 | 福岡県大手自動車メーカー工場 |
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所在地 | 福岡県 |
設置工事 | 1998年8月 |
設置配管 | 車体溶接ロボット冷却水配管(SGP) |
設置前 | 設置9ヶ月後 | |
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配管内の画像比較 | ![]() |
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錆の色による比較 | 配管内から採取した錆は色が赤く、 殆どが赤錆と分かります。 |
配管内から採取した錆は色が黒く、 黒錆化が進んでいることが明確です。 |
黒錆の質量分析比較 配管内の錆中の黒錆含有率(%) |
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