茨木医誠会病院
本物件は築19年、亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調冷温水配管内の赤錆劣化が非常に進んでいました。
これ以上赤錆腐食劣化を進行させないために、近い将来の配管更生・更新工事を不要にし、工事費用が10分の1以下のNMRパイプテクター®を採用しました。
NMRパイプテクター®設置前に冷温水発生機1号機冷温水(還)ドレン部から循環している空調冷温水を採水すると、水の色は茶褐色に濁っていました。
また、採水した水の水質検査をすると水中の鉄イオン値は5.1㎎/ℓと、配管内の赤錆腐食は非常に進行している事が判明しました。
NMRパイプテクター®を設置して3週間後に同一条件で採水を行うと、水の色は透明になりました。また鉄イオン値も0.03㎎/ℓ未満と検出下限以下の値になりました。
※効果確認期間中に空調冷温水の交換は行っておりません
以上のことから、NMRパイプテクター®を設置してからわずか3週間で完全に赤錆の進行が停止したと同時に、
冷温水配管内の赤錆の表面部および、水中の赤錆が水に溶けない不動態の黒錆に変化したことで、冷温水配管の赤錆劣化が完全に防止されたことが実証されました。
冷温水発生機二次側 PT-150DS
建物名 | 茨木医誠会病院 |
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所在地 | 大阪府茨木市 |
建物概要 | 築19年 5階建 224床 病院 |
設置工事 | 2007年1月15日 |
設置配管/設置数 |
<空調系統> 冷温水発生機二次側冷温水(往)(SGP 150mm)/PT-150DS×1セット <給湯系統> 貯湯槽二次側給湯配管(HTLP 100mm)/PT-100DS×1セット |
左:NMRパイプテクター®設置前、右:NMRパイプテクター®設置3週間後
茨木医誠会病院 冷温水発生機1号機冷温水(還)ドレン
設置前 | 3週間後 | 日本冷凍空調工業会による冷凍空調機器用水質基準値 | |
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鉄イオン値(㎎/ℓ) | 5.1 | 0.03未満 | 1.0 |
※循環している空調冷温水500ccを採水して検査
社団法人 東京都食品衛生協会 東京食品技術研究所による水質試験検査成績書