大手DPE工場
本物件では配管材質に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用していました。
NMRパイプテクター®設置前の水質検査では、鉄分値0.5㎎/ℓと濃い赤水が発生していました。
しかし、DPE工場では赤錆を流出させる装置の設置や配管更新工事は実施できませんでした。
そこで、更新工事の1/10以下の費用でできるNMRパイプテクター®を築後35年経過時に採用されました。
NMRパイプテクター®設置6日後の水質検査では、鉄分値0.05㎎/ℓ未満と検出限界値以下まで減少し、赤水も完全に解消されました。
以後、設置14年後の水質検査でも赤錆の黒錆化により、赤錆の水中への溶出は止まりました。
よって築49年後の亜鉛めっき鋼管(SGP)の給水系統でも、赤錆問題や漏水問題はなく、赤錆の黒錆化による配管更生が立証されました。
高架水槽二次側 PT-200DS
建物名 | 大手DPE工場 |
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所在地 | 東京都調布市 |
建物概要 | 築35年、5階建、DPE工場 |
給水方式 | 高架水槽方式 |
設置工事 | 2000年11月16日 |
設置配管/設置数 | 高架水槽二次側給水配管(SGP管 200mm)/PT-200DS×1セット |
設置前 | 4日後 | 6日後 | 7年後 | 12年後 | 14年後 | 水道法水質基準値 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 0.5 | 0.2 | 0.05未満 | 0.03未満 | 0.03未満 | 0.03未満 | 0.3以下 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
社団法人 東京都食品衛生協会 東京食品技術研究所による水質試験検査成績書