ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)
ウェストミンスター宮殿は現在英国の国会議事堂として使用されており、英国で最も有名な建物の一つです。
ロンドン中心部のテムズ川河畔に位置しており、1860 年頃に再建された築150年以上の建物です。
複数ある建物の一つ(守衛官室)の空調温水配管は赤錆による腐食が深刻でした。
この系統の配管内の新規の赤錆発生を防止するために、NMRパイプテクター®PT-75DSを1台、ボイラー二次側の空調温水配管に設置されました。
NMRパイプテクター®設置前の水中の鉄分値は3.9㎎/ℓでしたが、設置34日後の鉄分値は2.38㎎/ℓまで減少しました。
その後も鉄分値は減少し続け、設置59日後の水中の鉄分値は、設置前の半分以下の値である1.48㎎/ℓにまで減少した事が確認されました。
この結果は配管内に発生する新規の赤錆発生が完全に止まり、既存の赤錆は黒錆化し、水中に溶けず配管内を防食層で保護していることが実証されました。
NMRパイプテクター®を設置したことで、今後空調温水配管は建物が存続する限り、半永久的に使用可能となりました。
空調温水配管 PT-75DS
建物名 | ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂) |
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所在地 | ロンドン |
建物概要 | 1860年頃に再建、築150年以上 |
設置工事 | 2010年5月1日 |
設置配管/設置数 | 空調温水配管/PT-75DS×1セット |
設置前 | 34日後 | 45日後 | 59日後 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 3.9 | 2.38 | 1.85 | 1.48 |
外部検査機関「Severn Trent Laboratories Ltd.」による水質分析証明書