ヒルトンホテル・ポーツマス
ポーツマス市内にあるヒルトンホテル・ポーツマスは、世界で最も有名な一流ホテルチェーンの1つのヒルトングループのホテルです。
1981年に建設され、120の部屋数を有しています。
築後25年が経過しており、空調温水配管および給湯配管に亜鉛めっき鋼管を使用しているため、赤水をはじめとする配管の赤錆劣化が非常に深刻な状態でした。
また、赤錆による配管内の閉塞が空調機器の効率を低下させ、定期的な配管内洗浄が必要でした。
しかし、配管の肉厚が薄くなり、洗浄作業では赤錆を流出させる際に配管に穴が開き、漏水を引き起こす懸念がありました。
そこで、配管内の新規赤錆発生を防止し、既存の赤錆を流出させずに黒錆に変えるNMRパイプテクター®が採用され、空調温水配管及び給湯配管にそれぞれ設置されました。
NMRパイプテクター®設置前は、温水配管の水中の鉄分値は37.55㎎/ℓでしたが、NMRパイプテクター®設置21週間後には0.292㎎/ℓ、設置22週間後には0.276㎎/ℓと、鉄分値が大幅に減少しました。
一方の給湯配管の水中の鉄分値では、設置前は5.97㎎/ℓでしたが、設置33日後には0.057㎎/ℓ、設置78日後には0.045㎎/ℓと英国の水道法水質基準値である0.2㎎/ℓを大幅に下回る結果となり、赤水が完全に解消されました。
これらは新規の赤錆発生が防止され、配管内の既存の赤錆が水に不溶な黒錆に変化したためです。
以上により、配管内の新規赤錆の発生が防止され、既存の赤錆が黒錆化されることによる、NMRパイプテクター®の赤錆防止・配管延命効果が実証されました。
NMRパイプテクター®を使用し続ける事により、本空調温水配管及び給湯配管内部に発生する赤錆劣化は完全に無くなります。
また、外部腐食を防ぐ事により建物が存続する限り半永久的に使用が可能になります。
温水配管PT-150DS
建物名 | ヒルトンホテル・ポーツマス |
---|---|
所在地 | ポーツマス |
建物概要 | 1981年竣工、築25年、120室 |
設置工事 | 2005年12月9日 |
設置配管/設置数 |
暖房温水配管(SGP 145 mm)/PT-150DS×1セット 循環給湯配管(SGP 145 mm)/PT-150DS×1セット |
設置前 | 設置21週間後 | 設置22週間後 | |
---|---|---|---|
鉄分値(㎎/ℓ) | 37.55 | 0.292 | 0.276 |
設置前 | 設置33日後 | 設置78日後 | 英国水道法水質基準値 | |
---|---|---|---|---|
鉄分値(㎎/ℓ) | 5.970 | 0.057 | 0.045 | 0.2以下 |
※給湯配管、8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
外部検査機関「Severn Trent Laboratories Ltd.」による水質分析証明書