アッデンブルックス病院
アッデンブルックス病院はイギリスのケンブリッジ市にある病床数1300を誇る英国最大規模の病院で、築後34年が経過しています。
この病院の給湯配管は配管材質として亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用しており、3年程前に配管更新を行いましたが、バクテリア腐食により赤水や漏水が再発していました。
NMRパイプテクター®設置前の水質検査の結果、朝一番の給湯の鉄分値は 1.07㎎/ℓと高い数値を示し、赤水も発生していました。
その対策として貯湯槽二次側の給湯配管、及び3階にある温度調節用の給水配管にNMRパイプテクター®が設置されました。
NMRパイプテクター®設置11日後の鉄分値は 0.188㎎/ℓと低い数値を示し、赤水も完全に解消されました。
66日後の水質検査でも鉄分値は 0.11 ㎎/ℓと、良好な水質を維持していることが確認できました。
このことにより、赤錆の水中への溶出を止め、赤錆の黒錆化による配管保護が証明されました。
NMRパイプテクター®を使用し続ける事により、本給湯配管は内部より発生する赤錆劣化は完全になくなり、外部腐食を防ぐ事により建物寿命まで使用可能になりました。
貯湯槽二次側 PT-75DS
建物名 | アッデンブルックス病院 |
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所在地 | ケンブリッジ、ヒルスロード |
建物概要 | 築34年 (更新後3年経過) 5階建(1300床) |
設置工事 | 2004年2月16日 |
設置配管/設置数 |
貯湯槽二次側給湯配管(SGP 65A)/PT-75DS×2セット 3階系統給水配管(SGP 32A)/PT-30DS×1セット |
設置前 | 設置11日後 | 設置66日後 | 英国水道法水質基準値 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 1.07 | 0.188 | 0.11 | 0.2以下 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
検査機関:Anglian Water Service Limited
外部検査機関による水質分析証明書