芝柏大厦(台湾)
本物件は、築23年の建物で配管材質には亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用していました。
NMRパイプテクター®設置前の水質検査では、高架水槽内の原水は鉄イオン値0.19㎎/ℓであるのに対し、専有部台所配管の滞留水は腐食により鉄イオン値3.9㎎/ℓと深刻な赤水が発生していました。
赤水対策として部分的に配管を交換し対策を施していましたが、躯体内など配管の更新が難しい部分もありました。
従来の配管更新工事と比べ、価格も5分の1以下で赤錆を流出させずに黒錆化し、配管更生を行うNMRパイプテクター®が採用されました。
NMRパイプテクター®を設置して5週間後の水質検査結果では、原水とほとんど変わらない鉄イオン値0.2㎎/ℓまで減少し、赤水も完全に解消されました。
配管内の赤錆が黒錆化することにより、赤錆の水中への溶出も止まり、NMRパイプテクター®の配管更生能力が立証されました。
設置箇所 4F No.129号室系統 PT-30DS
建物名 | 芝柏大厦(台湾) |
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所在地 | 台湾国台北市 |
建物概要 | 築23年、12階建マンション |
給水方式 | 高架水槽方式 |
設置工事 | 2003年1月16日 台灣米亞瑪股份有限公司 |
設置配管/設置数 | 4F No.129量水器二次側配管(SGP管 25mm)/PT-30DS×1セット |
設置前 | 5週間後 | 高架水槽原水 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 3.9 | 0.2 | 0.19 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
検査機関:經濟部標準檢驗局
經濟部標準檢驗局による水質検査結果成績書