シャンボール山手
本物件は築後26年が経過し、給水管継手部分の異種金属接合部の赤錆閉塞がかなり進んでいました。
赤錆閉塞がこれ以上進行する前に、近い将来の配管更生・更新工事を未然に防ぐため、それと比較して費用が10分の1以下のNMRパイプテクター®を採用されました。
設置前に専有部給水配管内継手部の内視鏡調査で錆閉塞を確認してみましたが、錆閉塞は見られませんでした。
そこで、A棟高架水槽二次側給水配管の一部を抜管することで継手部に付着した赤錆を採取し、その中に含まれる黒錆量を測定することでNMRパイプテクター®の効果を確認しました。
設置前の錆中の黒錆量は22.3%(赤錆量77.7%)でしたが、NMRパイプテクター®設置12ヶ月後には錆中の黒錆量は絶対量で21.1%増加し、43.4%(赤錆量56.6%)まで急速に増加していることが確認できました。
この事からNMRパイプテクター®が赤錆を防止し、黒錆化による配管更生をしていることが立証されました。
A棟高架水槽二次側給水配管 PT-125DS
建物名 | シャンボール山手 |
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所在地 | 愛知県名古屋市 |
建物概要 | 築26年、全4棟 |
給水方式 | 高架水槽給水方式 |
設置工事 | 2001年10月4日、6日 施工業者:株式会社谷口商会 |
設置配管/設置数 |
A棟高架水槽二次側給水配管(VLP管 125mm)/PT-125DS×1セット A棟揚水ポンプ二次側揚水配管(VLP管 100mm)/PT-100DS×1セット B棟高架水槽二次側給水配管(VLP管 80mm)/PT-75DS×1セット B棟揚水ポンプ二次側揚水配管(VLP管 65mm)/PT-75DS×1セット |
設置前 | 12ヶ月後 | 黒錆増加量(絶対量) | |
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黒錆量(%) | 22.3 | 43.4 | 21.1 |